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長月半五日の月次の御祭

長月半五日の月次の御祭

〜今朝の社頭講話より抜粋〜

台風がまた近づいています。
今朝は日曜日の朝のように静かな朝。
不思議な気持ちがします。

台風で、色んな目に見えないお祓いをしてもらっている。
台風の前の静けさはそんな不思議な時間。
台風が過ぎたらまた、色んなことが起きてくるのでしょう。

神話で、スサノオ(暴風雨の神)が悪いことをして、高天原にお姉さまのアマテラスの神を訪ねて行く。
そうすると、お姉さんは武装をして出てくる。
ということは、神話の中では、抑止力としての武力は、神武として認めていて、これは必要なことである。

スサノオが悪いことをしたら罰があり、痛い目に合わせて向こうにやってしまう。
信仰的には、そういうものが必要という神話です。(神様もそうおっしゃっているということ)

神話を学問的に言うと、人間の心のオリジナル、原型がここにある。
こういうしくみは、二千年前からなくてはならないしくみだ。
ギリシャなどの神話にもそういうことが出てくる。
必要なものは必要で、
ないとやっていけないしくみになっていて、それをちゃんと考えなくてはいけない。

神話にもあるし、心理学のスタンダード(人間の心のオリジナル)がそこにある。

それがないとどうなるかと言うと「やられっぱなしになる」
ドロボウでいうと、とられっぱなしになるということです。

そういうことをどこかでちゃんと整理して、気づいて、
日本人らしく、日本の神話に基づいていく。

日本の国は和の国。
それがまた日本の深いところで、和をやっていくのが神の御心である。
それをやっていけば必ず神風が吹くと言われている。
神風が吹かないときは、われわれ日本人の心にどこか過ちがあったと言われています。

大東亜戦争の総括をしていない。
占領されて、それで終わって、日本人が日本人として総括していない。
千年二千年の歴史から総括し、見直すということをやらなければならない。
それができる立場にあられるのは天皇陛下でいらっしゃる。
歴代の天皇陛下をみると
神話の世界も含めて千年二千年を現実として、全て同時進行で考えていらっしゃる。
千年二千年の歴史を今として、リアリティの中で、それを常識として持っていらっしゃる。
とても長く歴史スパン、深い洞察力をお持ちになっている。
特に昭和天皇、明治天皇など顕著に過去の歴史をみていらっしゃる。
われわれももう一度色んなことを見直しながら、信仰を深めていければと思います。