鎮魂

鎮魂とは神道的な瞑想と思っている方が多いようですが、瞑想と違ってイメージ操作はいたしません。行いやすいように神想観と言ってイメージ作りをする方法は意外と流布していますが鎮魂とは違います。

鎮魂は、自分の直日という霊魂を統一して神気を受けることによって霊魂の働きを高めていくことで、その間のことを霊が大きくなるとか光が増すと表現されています。さらにそれが究極まで高まると人の霊魂がそのまま神格を得て、肉体を離れ神界へ入り神と相対するようになれるとしています。

そこに至るには随分と先のことですが、正しく神霊にお祈りされれば自ずと鎮魂されていきます。やがて顔つき体つきから清々しい品格が感じられるようになります、そして、物事の判断も自ずから当を得たものとなっていきます。人の持つ神性を導き出すにはこの方法によるしかなく、安全かつ一番自然な方法だと思っております。

それは平凡で日常において何も変わったことのない状態になるものです。見えたり聞こえたり、不思議なことが起きたりといった類いの現象がなくなり、霊魂の活動力が増して自ずから正しくあろうとする充実したタフな精神力が備わります。