お正月・御代替わり 〈祝う・決意〉
平成三十一年の正月は平成最後のお正月となり目出度く有り難い限りです。
しかし、近頃では家や家族の様が変わったせいなのか、ハロウイン、バレンタインデーなど商業ベースの行事が多く、行事がイベント化して心よりお祝いする感じが失われてきたようです。
お正月は世の中であれ家であれ一年で一番の時間でした。この度のお正月は年配の方は昔を思いだして、心よりお祝いする豊かな時間をご家族でお過ごし頂ければと思います。
皆様のご多幸をお祈り申し上げます。
高度成長期と言われた時代に「明治は遠くになりにけり」と世間で言っていた思い出があります。すでに戦前を知らない世代(戦争を知らない子供達)も古希を超えていらっしゃる方も居られ、「焼け跡・高度成長」も聞き覚えのない世代が中年と言われる世の中になっています。最近は「平和ボケ」という言葉も耳にしません。
日本は江戸時代は鎖国をして平和な世の中を維持しました。その時代は有色人種の国は植民地にされており、奴隷の対象にされていました。有色人種の国の中で、日本だけが実質的な独立国でした。明治になって日本は独立を維持し何があっても奴隷にされる事など無いように「富国強兵」の国家目標を掲げたのでした。
今は国家目標を失った時代が続いています。
私どもはどこへ向かうのか、国自身を失わない為に意思を決めないといけない時期に来たようです。