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新嘗祭 万世一系

新嘗祭は一般に言うところの、秋の収穫感謝祭のことなのですが、天皇様が御即位の時に行われる大嘗祭は天皇になられて最初にご奉仕する新嘗祭のことです。

それほど新嘗祭は大切なお祭りとされており、この重儀に呼応して全国の秋祭りが行われます。
この祭りは万世とされる天皇様が古儀のままに執り行われ、記紀にある神話を生活の中に日本人の生き方として守り伝えています。

日本人の心の奥には「日本の国は天孫降臨された天孫邇邇芸命から継承されて今に続く」という、信仰心情があります。

日本人が神様から言われたことを、神の子孫としてきちんと行って継承することにより、『天壌無窮(てんじょうむきゅう)の神勅』(この世の中が連綿と続くとされる)のお示し通りに世の中は続いてきているのです。

この新嘗祭が行われ、全国津々浦々で秋祭りが奉仕されることによって、『天壌無窮の神勅』の効力が維持継承される、また担保されると、毎年、毎月、毎日、祭祀のご奉仕を続けておりますと、そのように強く感じられます。それで本当に日本は神の国であると確信が出来てくるわけです。

厳粛な祭祀やお神楽などの祝祭行事は、時に得も言われぬ楽しさ感動に包まれます。
その時人は知らずとも新規に包まれ神霊の実在を身魂に刻みこんでいるのです。

先月の当宮の秋季大祭、参拝されていかがでしたか?