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神社とご神体

社の言葉の意味は土地の神や土地の神を祀る場を表しており、神社の意はは神の居られる空間・場所を指します。それで古代は山、海、川などの自然そのものが神であり、その場所やその場を望むところが神社とされていました。

それでご神体は山そのものや海、川、瀧、泉などの自然そのものから、その場所に行かなくても神を迎えるものとして木(神籬)岩(磐座)がご神体=依り代とされていました。その後そこにお社を建てるようになります。お社の建設は神様にお家をお供えするという意味合いでされていました。

神様は社殿奥深く居られるのではなく、お祀りする度に、天からそこに降りてこられるものと考えられていました。実際のお祀りや日々の礼拝でも祈りに応えてその瞬間に神霊の気が降りて来るものであり、真剣さや精神の統一が必要な時です。その祈りが途絶えたり神霊に通じないものであれば、社殿境内から清浄の気(神気)が失せていきます。個人のお宅でも同じ事なのです。