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皐月一日、月初月次の御祭どうもおめ…

皐月一日、月初月次の御祭

どうもおめでとうございます、
ご参集ありがとうございます。
早いもので今年も三分の一が過ぎて、残り三分の二ですけれど、
この前四月二十九日、昭和天皇のお誕生日のお祭で、その日も風が強くて、お祭が始まって、大祓の時に突風が吹いて、それでまあ非常に緊迫した状態が続いている、そのためのお祓いなんだなあと思いました。

「祓い」というのは、神様の前でお祓いするんですけれども、一番大事なのは、
「自然の祓い」
風のお祓い、雨もお祓い、
海に行って海水に浸かる、
川に行って川に浸かる、
自然のお祓い。

山や川や海など自然の中に行くと気持ち良いですよね、
植物が持っている「気」がある、
そういうので「お祓い」する。
一番簡単な方法は、「杣人(そまびと)」という、山の木こりさんがやる方法で、葉っぱ(常緑樹の葉っぱ)を持って、それを上からばっと身にかけて祓う、
祓詞を知っている人は、祓詞言葉を唱えて、葉に穢れを移してお祓いする。
あと有名なのは、天満宮で菅原道眞公が、「手向山、この桜葉を」と言って、桜の花の枝を切ってお祓いする。
この前の「花鎮(はなしずめ)のお祭り」では、桜の花を使ったお祓いをして、風のお祓いを受けて、
だから、この厳しい環境の中で、ますます良いお祓いができた。
ここ高宮八幡宮は「国防の神様」と言うのがあったんですけど、そう言う働きの強い神様で、この前ある会で話したんですけれども、スサノオさんと、アマテラスさんのお話、恋するお話なんですけれども、スサノオさんが荒ぶって、悪そお坊主なんですけれども、高天原にスサノオさん来るんですけれども、アマテラスさんが何をしたかと言うと、武装して待ち構えた。
高天原、神様の世界も、
「抑止力」としての武力は必要なんです。
だから、「抑止力」としての武力を持たないといけないというお話をしたことがあるんですけれども、考えたら「古事記」の中にも書いてあるんです。
我々も、それを使う使わないは別として、
「構える」「備える」と言うのが必要になると、古事記の中に書いてある。
それを思った時、これは足りてないことを、ちゃんとやらなくてはならないないなということと思いました。

今日はちゃんとおにぎりをお供えして、若い人が作りました。
年配の方が遅れて来られて、若い人だけで作りました。
みんなどうしようと心配していたんですけれども、加茂さんが「上手に出来てますよ」と言われて、ふっと思って、
加茂さん、京都に「下鴨上賀茂神社」とあって、京都の賀茂一族が何をしているかと言うと、天皇家から言われて「荘園の管理」をしている。
もっと言えば、今で言うところの税金などの取り立てをしている。
まあ「どす」を効かせている。
「どす」というのは、賀茂の人たちが「そうどすえ〜」という、ですから「そうどすえー」と言う「どす」と言う人がいたら「税金取られる」と言うことで、その加茂さんが「たいへんよく出来ている」と褒めているのは、たいへん楽しい限りでした。
今日はどうもありがとうございました。