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弥生中五日の月次の御祭

弥生中五日の月次の御祭

〜社頭講話〜
おめでとうございます。
朝は暖かくて、冷たい雨が降ってきて、いいお湿りとなりました。
冷えたら暖かくなって、その繰り返しで、草木が成長する。
冬は木々から葉が落ちて枯れ木になった状態ですが、根が成長し、増殖している。
それを「ふゆる」と言う。
ですから冬は物を蓄えて、エネルギーを出す準備をする。
春は英語でスプリングと言いますが、「伸び栄える」時期です。
今日は正しくそれを迎えるいい日だと思います。
ですから今日いらした方は、勢い良く伸びて、幸せになってください。

この前不思議なことがあって、神社の関係、信仰の関係にいると不思議なことがあって、「ユング」という心理学者が「享受性」と言った。
不思議なことが同時に起こるということです。
自分がこうしたい、と思ったらあの人が来て、こうしたいんですけどと言って来た、そういうことです。

この前ある勉強会に行って、
うちは天満宮があるんですけど、その天満宮は近くにあった「天神の森」というところから移設されて来たんですが、そこに菅原道真公がお立ち寄りになって、腰掛けた石があった。ですからそこに天満宮を祀ったのですが、たまたま西公園、荒津の港のところに立帰天満宮があって、そこの総代さんの一族の方と知り合ったので、そこに帰って来てうちに来て、天拝山の下に「御自作天満宮」があって、それは菅原道真公が自分の像を彫ったという、それを御神体にしているので、そこに行かれたというストーリーでパンフレットを作りたいと思っていたら、永井さん(お宮の世話人)が同じ由緒のお宮が赤坂と六本松の境にあって、これはますます作らなきゃならないなと。
御自作天満宮は、二日市八幡宮さんが管理しているんですけど、そこの総代さんと勉強会でお会いしてその話をしたら、自分が天満宮のお祭りの時に、そんな由緒があることをとても誇りに思っているから、それを提唱しなければならないから、パンフレットを作りましょうと、宮司のネジを巻いたところなんですよ、という話で盛り上がって、へえ、不思議なことがあるなあと、帰りタクシーに四人で乗り合わせたんですが、ぼくの入っているある会の会員だともう一人の方が言って、本当ですか❗️と驚いて、明日会でお会いしましょうねと言ったら、先ほどの方が、自分の先輩がそこの会員なんです、と言う。
福岡に30人位しかいない会の会員が、偶然にも隣同士になって、タクシーに乗り合わせて、こんな偶然はないだろうと思ってびっくりしたことがありました。
こう言うのを「神の計り」という。
そう言うことが続いて、このお宮が出来たんですね。
その時気が付いたのは、「神の御意図(みいず)」「神のお力」を世の中に表している。
それが神主の役目であったり、総代さんであったり、来られている世話人さんであったり、ここにお参りする方の役目だと言うんですね。
どう言うことかと言うと、神様は見えませんから、そう言う不思議なことが当然のように起きて、当然のようにありがたいことが起きるのを表している。それが神の御意図を表していることだと言うことをふっと思い出して、それが現れているんだな。
だからここに来られている皆さんは偶然でない。
万に一つの偶然で、来るために呼ばれている。
来て、気が付かないけどなぜかそういうことが起きている。それを自分が自覚する、確認したら、それが神の御意図を受けとったということを表している。
神は見えないけど、どこかにおられるという証です。
何やかやと起きます。
ありがたいなあ、不思議だなあ、すっと付いて行ってください。

感じることが起きたり、目にすることがある。
ぜひそういうことが起こった時を見逃さないように。
それに気が付かないとだめなんです。
ぜひ気が付いてください。
気が付いたら、おられるなあ、と感謝してください。
その繰り返しで、だんだん信仰が深まっていくというか、神様と親しくなっていくというか、それがずーっと行くと、やめられないようになりますんで。
ここに来ている方もやめられないようになったから、毎月来られているわけで、こうやって我々は信仰が深まっていく、この輪が広まって、この地区の人、ここに関係のある人がみんな幸せになると、そういう風に思っていますので、ぜひこれから色んなことに気がついて、神様との結びを深くしていってください。

今日はお参りありがとうございます。