如月一日 月初めの月次の御祭
如月一日 月初めの月次(つきなみ)の御祭
〜〜社頭講話より〜〜
おめでとうございます。
2、3日暖かかくて急に寒いのというのはこたえますが、寒い中お参りいただきましてありがとうございます。
今年は4日の二時から、節分祭で豆まきをしますので、ぜひおいでください。
年男、年女の募集を当日までしております。
還暦、古稀など、年寿祭のお祝いの方も豆を撒いてぜひ、お祓いをしてください。
節分祭は物を撒きますが、これを「撒供(さんく)」と言います。
撒供をすると不思議なんですが、すーっといろんがつき物が消えていきます。
自分たちが知らないうちにいろんなものをもらって、頭が圧迫されたようになったり肩が浮いた様になる、それが撒くことですーっと取れて行きます。
これはほんとうに不思議な現象です。
目に見えないいろんなヒトたちがついているのですが、上にのぼって「撒く」ということは、厄を払う、落とすのにいちばん良い方法のひとつです。
ご本人はもちろん、ご家族、お知り合いの方に、年男、年女、年寿祭の方がいらしたら、ぜひお誘いください。
昔から自分の厄払いに「人におごる」というのがあります。
お金を払うというのは一番のお祓いのひとつです。
人間の中で命などの大切な物にお金もあります。
お金や食べ物には執着や運がこもりやすい。
そこで食べ物をごちそうして、みなさんに喜んでいただいて、そして自分もお払いになる。
そういう意味でお金や食べ物をお祓いの道具にするわけです。
よくできていて、面白いなあと思います。
早いですね、今年も一ヶ月が過ぎました。
あっという間に一年が巡る、そういう気がします。
お正月から天候に恵まれて、ずっと参拝が多いです。
いま、神社ブームというのがありますが、大きな時代の変換期で、
どこか不安があったり、どこか運が悪かった人が、
変われるんじゃないかと思ったり、
運が良い方がこのまま運を保ちたいと思ったり、目に見えない世界の動きに対して、身近になれば良いと思います。
世界情勢がめまぐるしく変わって、アメリカの大統領も通らない人が通って、通ったら全然違うことになってきて、
株価が暴落して、逆に上がったり、世の中予測ができなくて、我々は不安になる。
いつも言っていますが、明日をも知れぬ我が命、自分たちの命が予測出来ない。
五分後の命が保証されていない。
このことは皆平等です。
お金をもっているとか、身体が丈夫とか関係なく、命はみな平等です。
潜在的に不安があっても、不思議にわたしたちは安心して暮らしている。
ですからここで、ここに来てお参りして、お祈りしている方が一番強い。
なにか不安があっても神様がこころにいてくださる。
お参りに来て心が落ち着き、安心する。
そういう成功体験が積み重ねて、安心に至るお祓いをしていく。
いろんな事があっても、嵐が吹いても、心の中には動かない安心が有る。
それを自分の中に感じていたら、不安がなくなっていく。
まだまだ寒い日が続きますが、お体を大事にしてください。