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復興のあゆみ

今、東日本大震災の復興に多くの若者が奉仕活動をしています。先日、若者達の人生観や仕事に対する意識調査が行われ、震災後随分と意識が変わり始めていると報道されていました。

それは今までの個人主義や拝金主義的な目的と違って、人のためや世の中のために役立つことで仕事や社会参加をしたいという回答が増加したという結果でした。若者が国難を自分のこととして考えはじめたことは、真の日本復興にとって何ものにも代えがたいことです。

日本人は人は如何に生きるべきか、世の中はどうあるべきかを一族や地域共同体の中に身をおいて神に問い、先人の手振りを通して幾世代かけて学び育ててきました。

東日本大震災の極限状態の中でも自分より他人を思いやり譲り合う人々、その公に生きる日本人の素晴らしさに気付いた若者たち。明治から戦後教育までを見直して、急速に失いかけた日本の霊性を取り戻す歩みが始まると信じます。

二宮尊徳公の言葉
【 誠の道と言うものは、学ばないで自然に知り、習わないで自ずから覚え、書籍もなく、記録もなく、師匠もなく、しかも人々が自ずから心に悟って忘れない。これこそ誠の道の本性である。】