本文へジャンプ
神社参拝の心得


社報やまもも第26号より(平成17年3月)
神社参拝の心得 @ 《見えざる神を敬う心の作法》
《前日より始まる参拝の準備》
 神社参拝の日が決まったなら、前日より心を乱さないように心掛けます。飲酒や遊興はなるべく控え、心静かに過ごします。
 家の神棚から明日神社に参拝することを申し上げ、無事にお参りできるように御願いしておきます。このことを潔斎と呼び慎みをもつて過ごすことで、お籠もりと同じく神様に近づく準備と考えて良いでしょう。昔なら禊ぎ・水垢離を取っていたのでしょうが、大切なことは心を落ち着かせていることです。

《神域=境内》
神社にお参りに行くとは、神域に入ることになり、神の世界に身を置く心を通わせると言うことです。昔、山に入るのに「六根清浄」と唱えながら登ったのは、自分の心が少しでも一時でも清浄になり深く神に通じることを願ってでありました。
 それほど神域に入ることは恐れ多いことであり、そこで心を乱したり悪心邪念を持つことは見抜き見通しの神の前なので最も慎むことであります。神域に入りましたら人の悪口やうわさ話や不平不満を思い返したり言ったりしないように心掛けます。
 神域は公園でなく神のお住まいです、そこには多くの神が神域を守るために居られます。散歩がてらや犬をつれての参拝は慎むべきでしょう。

《結界》
 境内は字の如く境の内でありますから、おおむね境のシンボルとして鳥居、注連縄、門、石、岩、池、川、木などの結界の標があります。
 この結界ごとにそこを守護する神が居られます。特に鳥居や神門を通るときには正中(真中)を避け会釈して通らせていただきます。最初の結界(鳥居)では祓い言葉を唱えたり、『お参りにまいりました、お祓いの上お通しください。』と言う意味を申し上げて通していただきます。
 多くの神社には水を引いて橋を造りそこを通ってお参りするようになっていたり、小川や堀よりも小さな溝程度のものであってもそれを利用して一つの境界が形成されております。これは境界を越えてケガレが持ち込まれないように、そこを通過することによってお祓いがなされるようになっております。
イメージ
社報やまもも第27号より(平成17年5月)
神社参拝の心得 A 《見えざる神を敬う心の作法》
《手水》
 手水舎があれば手と口をすすぎます、全身の禊ぎをした気持ちで心身共にきれいサッパリとした気持ちになる事が大切です。湧き水や川や海の有るところでは、禊ぎするように水辺に下りるところがあります。本来は全身の禊ぎを行っていたのです。
 山に入る時の作法として杣人は常緑樹の木の葉や植物を使ってお祓いをします、行ってみると大変清々しく効果のあるものです。
 この清々しいサッパリとした気持ちになることが大切で、次の心を鎮める前提となります。

《拝礼》
 いよいよご神前に進み出ます、参拝者がお参りする拝殿の屋根のあるところを向拝と呼びその多くは賽銭箱があり鈴が下がっております。お賽銭を入れ鈴を鳴らしたらここでも正中を避け、左右のどちらかに下がってお祈りいたします。
 まず、一礼をしてお祈り申し上げ最後に二礼二拍手一礼するのが一般的です。

 お祈りの心得としては、心中(無言)で結構ですから、住所氏名を名乗り今よりお祈りさせていただく旨を申し上げます。そして、常日頃の御守護この世に命あることを感謝申し上げ、他にお祈りしたい事があれば申し添えます。
 心の清浄を最も大切にしたいときです、家から出てお参りに来た全ての過程が心を浄めるためのものです。心を浄めればお祈りは自ずからかなうものであります。

二拝二拍手一拝

 二拝
 人との挨拶は一度のお辞儀ですが、神様へのご挨拶ですからより礼を尽くすと言うことでもう一度頭を下げます。
 二拍手
 神様に自分の意志を伝えるという意味や神の注意を引くためとも言われています。
イメージ